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うつ病の治療 体の病気が伴う場合

体の病気が伴ううつ病の治療では、薬などを使うとともに

症状をやわらげるためのケアを行います。


元の病気と並行して治療を行う

体の病気に対する治療と、うつ病に対する治療を

同時に行います。

うつ病の治療は、休養と薬物療法が基本です。

体の病気に伴ううつ病の場合でも同じように

休養を取り、抗うつ薬を服用します。

ただし、うつ病の薬物療法では第一選択薬

となるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

は、ほかの薬と飲み合わせが悪い時があるので、抗うつ薬の

選択が限られたり、抗うつ薬が十分に使えない場合

があります。そのため、薬以外のケアを行うことによって

包括的に対処していく必要があります。


薬以外の治療も活用する

うつ病の治療では、心理教育も欠かせません。

病気や治療法について医師とよく話し合い、

理解しておくことが大切です。

また、患者さんによっては認知療法などを行う

場合もあります。

患者さんに体の痛みや生活上の制約などがある

場合には、できるだけ取り除くこともQOL

(生活の質)を高めるために役立ちます。


周りの人ができること

患者さんの苦しみを理解することが正しい

ケアの出発点になります。


本人のやり方を尊重する

多くの患者さんは自分で病気と折り合いをつける

方法を見つけ、身につけています。

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病気との付き合い方はいろいろな情報を集める、

少しでも体に良いことを実行するなどの積極的な

方法や、なるべく病気のことを考えない

など、ひとによってさまざまです。

どれがよくてどれが悪いというものではありません。

患者さんのやり方を尊重することが大切です。


心のケアは大切ですが、患者さんに身体の症状が

ある場合には、症状を和らげる必要があります。

周りの人は、患者さんがどうしてほしいのかを

良く聞いて、その求めに応じたサポートを

行うようにします。


患者さんが何を求めているのかを理解するには

患者さんの話に耳を傾ける必要があります。

患者さんの苦痛を理解できれば、患者さんの気持ちに

共感することができるでしょう。


こうしたことをきちんと行うことで自分は大切に

ケアされているという思いを抱くことができるように

なります。


体の病気の治療のために生活習慣を改善する必要が

あれば、その手助けをします。


食事療法なども、周囲の人の協力があれば、やりやすく

なります。


気になることは担当医に伝える

患者さんのことで気になることがあれば、すぐに体

の病気を治療している担当に医師に相談します。

うつ病が疑われるときは、患者さん隠れて行動せず

きちんと話してから担当の医師に話をします。

隠れて行動するとかえって患者さんを傷つけることが

あるためです。

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