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【血管性認知症の治療】血管性認知症はなぜ起こるのか?

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血管性認知症は脳卒中が基盤となって起こるので、

基本的には、脳卒中の危険因子がそのまま血管性

認知症の危険因子でもあります。


具体的には、高血圧や糖尿病、脂質異常症、

心房細動、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患の

合併、心不全などがあげられます。

高血圧は、最大の危険因子で、血管壁を傷つけること により、脳梗塞、脳出血の原因となります。 糖尿病、脂質異常症は動脈硬化を進行させます。


心房細動という不整脈があると、心臓の中で

血栓ができやすくなり、それが原因で脳の血管が

つまったりします。


心不全は脳卒中の危険因子ではありませんが、

脳の血流不足の原因となることがあります。


そのほかの危険因子では、喫煙や大量の飲酒、

肥満、運動不足などがあげられます。


危険因子を適切な方法で管理することで、

脳卒中を防いだり、血管性認知症の発症や

進行を抑えるのに役に立ちます。


血管性認知症の検査・診断

血管性認知症の検査や診断をすることにより

早期からの歩行障害や、失禁などのらしさを

発見します。


近頃、血管性認知症とアルツハイマー病に関する

考え方が、大きく変化しています。


かつて、両者が重なることはないとされていた

ので、必ずどちらかに診断されていました。

脳卒中を起こしたことがある人が認知症になれば

すべて血管性認知症と診断されていました。

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でも、今では、血管性認知症とアルツハイマー病

を併発する混在型もあるという考え方でも診断が

行われています。

実際の診断では問診によって血管性認知症らしさを

見つけていくことがポイントとなります。


突然発症する、段階的に進行する、症状が変動する

などは、アルツハイマー病などには見られない

血管性認知症の特徴です。

また、アルツハイマー病は徐々に進行しますが、

血管性認知症は、脳卒中の再発がなければ

安定状態が長く続きます。


問診や認知機能テストの結果から認知症が明らかになり

MRI、CT、SPECT(スペクト)といった画像検査

などの結果から脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が

証明されこれらに因果関係があると判断された場合

にはじめて血管性認知症と診断されます。

血管性認知症の治療

血管性認知症は脳卒中の危険因子を改善して管理することで

治療や予防をすることができます。

血管性認知症の症状を改善させるために、ドネペジルなどの

薬が使われることもあります。


血管性認知症は、脳卒中が再発すると、段階的に症状が

進行していきます。

したがって、脳卒中の再発を防ぐことが、認知症の

進行を遅らせることにつながります。


血管性認知症は、治療や予防が可能な認知症と

いうことができるのです。
血管性認知症の進行を遅らせるためには、 高血圧や糖尿病、脂質異常症、心不全などの危険因子を 管理することが重要です。


また、脳梗塞を予防するために、血栓(血の塊)

ができるのを防ぐ抗血栓薬が必要に応じて

使われます。


現れている症状については、中核症状に対しても

BPSDに対しても薬による治療が行われることがあります。


脳卒中による身体的な障害を伴う場合は、

リハビリテーションで廃用症候群を

予防することも大切です。


廃用症候群とは、長時間安静にしたために、

筋力が低下したり、関節が硬直したりして、

身体的な機能が衰えることです。


血管性認知症の再発予防

脳卒中の再発を防ぐために次のようなことが

行われています。


危険因子の管理

脳卒中を起こした人は、原因となる

危険因子を持っていることが多いので、

それを放っておくと再発につながります。


そのため、再発を防止するためにも

危険因子を管理する必要があります。


特に重要なのが高血圧の管理です。


食事や運動などの生活習慣の改善を行うのに

加え、必要に応じて降圧薬を使って血圧を

コントロールします。


高血圧は血管性認知症だけでなく、

アルツハイマー病にも関係していると

いわれています。


高血圧をきちんと管理しておくと

認知症の発症リスクを半分以下に

へらすことができるということも

報告されています。

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糖尿病と脂質異常症は、動脈硬化を進めて

脳卒中の発症リスクを高めます。


高血圧と同様に生活習慣の改善を行う

ことを基本として、必要に応じて

薬を使うことによって、血糖や血中脂質

をコントロールします。


心不全は、脳への血流が低下するため、

認知機能の低下の原因となります。


心不全がある場合は、特に高齢者では、

たとえ血圧が多少高くても血圧の下げ過ぎに

注意して、脳の血流不足が起こらないように

血圧を管理することが大切です。


脳梗塞の予防

脳梗塞が起こる原因となる血栓が形成されるのを

防ぐために、抗血栓薬が使われることがあります。


抗血栓薬には、抗血小板薬と抗凝固薬の2種類があります。


抗血小板薬とは、血液の凝固に関係する血小板の

働きを抑える薬です。

ラクナ梗塞やアテローム血栓性脳梗塞を防ぐために

つかわれます。

抗凝固薬は、血液を固まらせる凝固因子の

働きを妨げます。

心臓内で血栓ができることによる心原性

脳寒栓の予防を目的として使われています。